【幾多の困難から這い上がったPATEK PHILIPPE】
アントニ・パテックとフランチシェック・チャペックの二人により創業された時計メーカーで元々は【パテック・チャペック社】という名前でした。
1844年のパリ博覧会に出品するためにパテックが訪れたこの場所で、ジャン・アドリアン・フィリップと出会います。
フィリップはリュウズを使用した巻き上げと時刻合わせを開発した張本人であり、彼らは意気投合します。
チャペックが退社したこととフィリップが入社したことをきっかけに現在の【PATEK PHILIPPE】が創業します。
その後パテックが逝去し、フィリップ、そしてその息子等へと相続されていきますが、第一次世界大戦による世界恐慌により一時は倒産寸前にまで陥りました。兼ねてから親交のあった文字盤製造業者のジャンとシャルルのスターン兄弟により経営難から脱却し、現在でもスターン一族がこの伝統を引き継いでいます。創業者の遺志を継ぎ、革新性と芸術性を今日まで追求できたのは独立したメゾンであり続けたことが由縁です。
PATEK PHILIPPEの愛用者には、ヴィクトリア女王・チャイコフスキー・アインシュタイン・昭和天皇など歴史的人物が数多くいます。